Claude で作ったサイトを、お客さんの独自ドメインで公開して納品するまで

Claude(claude.ai のアーティファクトや Claude Code)でお客さんのサイトを作ったあと、「どこに置いて、どのドメインで、誰の名義で渡すか」で手が止まる制作者の方へ。納品の前に決めておくことと、お客さんの独自ドメインで公開するまでの順番をまとめます。42ws を使わない場合にもそのまま使える判断材料を先に書き、最後に 42ws で進める場合を案内します。

所要時間 約 10 分最終更新 2026-10-17

自分のサイトと、頼まれたサイトでは答えが違う

検索すると多く出てくるのは「GitHub と Cloudflare Pages で無料で公開する」方法です。自分のサイトを置くなら良い選択です。ただ、お客さんから頼まれたサイトでは、置き場所と一緒に次の 4 つを決める必要があります。

納品後のもめごとを左右するのは、置き場所の名前よりこの 4 つの答えです。このガイドでは上の 2 つを扱います。フォームは問い合わせフォームのガイド、更新は納品後の更新依頼のガイドにまとめています。

アーティファクトのままでは独自ドメインにできない

claude.ai のアーティファクトは、公開すると claude.ai のアドレスで見られるようになります。お客さんに途中の姿を見せるには手軽ですが、お客さんの独自ドメインに付け替えることはできません。

お客さんのドメインで出すには、アーティファクトの中身(HTML)をダウンロードするかコピーしてファイルとして保存し、ホスティング(サイトを置いて配信するサービス)に置き直します。写真やロゴを別に用意した場合は、HTML と同じフォルダに入れて一緒に置きます。Claude Code で作ったサイトは、最初から手元のフォルダにファイルがあるので、そのフォルダを置き場所に上げます。

決めること 1 — ドメインの名義はお客さんにする

ドメインの登録者(名義)は、お客さんにするのが基本です。

進め方は、ドメインの事業者(お名前.com・ムームードメインなど)のアカウントを、お客さんの名前とお客さんのメールアドレスで作ってもらう形が安全です。制作者がそのアカウントで行う作業は、ネームサーバー(ドメインの向き先を決める設定)の書き換えくらいです。画面を一緒に見ながらお客さんに操作してもらえば、ログイン情報を預からずに済みます。

制作者が代わりに取得する場合も、名義はお客さんにしておき、納品のときにお客さんのアカウントへドメインを移すことを見積書や契約書に書いておきます。

すでにお客さんがドメインを持っていて、そのドメインでメールを使っているときは注意が要ります。ドメインの設定(DNS)の切り替え方によっては、メールが届かなくなります。切り替える前に、今のメールがどこで動いているかを確かめてください。メールの持ち方の選び方はメールをどうするかにまとめています。

決めること 2 — サイトを置くアカウントの名義

サイトを置くアカウントには、2 つの持ち方があります。

制作者のアカウントで預かる お客さんのアカウントに移す
向いている場合 公開後の更新も制作者が受ける(保守の契約がある) 納品で手を離れる。お客さんが自分で管理したい
置き場所の費用を払う人 制作者(保守料に含めて請求する) お客さん
お客さんが制作者を替えるとき アカウントの移し替えが要る そのまま続けられる
気をつけること 預かる件数が増えると、どのサイトがどの契約かの管理が要る 支払いが止まるなどの異変が、制作者からは見えにくい

どちらが正しいということはありません。決めずに始めると、納品後に「このサイトは誰のものか」が曖昧になります。見積もりの段階で、どちらで持つかと、あとから移すときの条件を書いておくのがおすすめです。

公開して納品するまでの順番

  1. お客さんに確認してもらう: 本番に出す前に、スマホでも開ける確認用のリンクを渡して見てもらいます
  2. ドメインをつなぐ: ドメインの事業者の画面で、ネームサーバーなどを書き換えます
  3. www の有無をそろえる: www.example.jp と example.jp の両方で開ける場合は、片方をもう片方へ転送して 1 つにまとめます。検索エンジンに、同じページが 2 つあると見なされるのを避けるためです
  4. 公開する: お客さんの確認が済んだ版を本番にします
  5. フォームを試す: 本番で問い合わせを 1 件送り、お客さんに届くことを確かめます
  6. 引き渡す: 名義を移すなら移し、管理画面の入り方と、更新を頼むときの窓口を書面で渡します

ネームサーバーの書き換えが行き渡るまでには、数時間、長いと 2〜3 日かかることがあります。お客さんに伝える公開日は余裕をもって決めてください。

42ws で進めるとこうなる

42ws は、AI に頼んで作ったサイトを公開し、公開後の頼まれごとまで回すためのホスティングです。上の順番は、Claude のデスクトップアプリの Code タブで AI に日本語で頼むだけで進みます。

知っておくこと

頼み方の例: 「このフォルダのサイトを、お客さんに確認してもらうリンクにして。OK が出たら example.jp で公開したい」

はじめるには

無料登録から最初のサイトの公開までは、42ws のはじめかたで案内しています。クレジットカードの登録なしで、制作と確認用のリンクまで試せます。

困ったとき