AI で作ったサイトを納品したあと、お客さんの更新依頼を回す方法
Claude Code などの AI でお客さんのサイトを作って納品したあと、「ここを直して」「お知らせを載せて」が続く制作者の方へ。更新の依頼を AI で回すときにつまずくところと、保守の範囲の決め方をまとめます。42ws を使わない場合にもそのまま使える判断材料を先に書き、最後に 42ws で回す場合を案内します。
AI に読ませる場合は、このページの原文(Markdown)が使えます →
https://42ws.com/guides/after-delivery-updates/index.md納品後に来る依頼は、だいたい決まっている
- 文言・営業時間・料金表の直し
- お知らせ・実績・ブログの追加
- 写真の差し替え
- ページの追加
- 「問い合わせは来ている?」「どれくらい見られている?」という確認
AI を使えば、どれも作業そのものは数分で済みます。時間がかかるのは、前回の決めごとを思い出すこと、お客さんに確認してもらうこと、何を変えたかを残すことのほうです。
AI で回すときにつまずくところ
- 前回の会話が残っていない: 新しい会話の AI は、トーンや「この色は使わない」といった前回の決めごとを知りません。毎回説明し直すか、知らないまま崩されます
- ファイルが 1 台のパソコンにしかない: 作ったパソコンが手元に無いときや、担当が替わったときに、続きができません
- 確認の前に本番が変わる: 直してすぐ公開すると、お客さんが見る前に間違いが世に出ます
- 戻せない: 「先週の状態に戻して」と言われたときに前の版が残っていないと、記憶を頼りに作り直すことになります
- 誰がいつ何を変えたか分からない: 保守の範囲や請求の根拠を、お客さんに説明できません
保守の範囲を先に決める
更新の依頼が増えてから決めると、どこまでが保守料の内かでもめます。納品の前に、次の 4 つを書面にしておくのがおすすめです。
- お客さんが自分でするもの、制作者が受けるもの: お知らせの追加のように回数が多いものは、お客さんが自分で更新できる形にしておくと、双方の手間が減ります。デザインやページ構成の変更は制作者が受けます
- 月に何件まで、依頼から何日で反映するか: 数と日数を決めておくと、急ぎの依頼を断るときも角が立ちません
- どこからが別の見積もりか: 新しいページや新しい機能(予約受付など)は、保守の外にするのが一般的です
- 依頼の窓口: メール・チャット・電話が混ざると取りこぼします。窓口は 1 つにします
月に一度、変えたことと見られた数をお客さんに報告すると、保守料の中身が伝わりやすくなります。
42ws で回すとこうなる
42ws は、AI に頼んで作ったサイトを公開し、公開後の頼まれごとまで回すためのホスティングです。更新の依頼は、Claude のデスクトップアプリの Code タブで AI に日本語で頼むだけで進みます。
- 引き継ぎ書が残る: サイトごとに、トーン・決定事項・却下した案が引き継ぎ書(サイトカルテ)として残ります。次に頼むときの AI はそれを読んでから始めるので、担当や AI が替わっても決めごとが崩れにくくなります
- どのパソコンからでも続きができる: サイトのファイルは 42ws に置いてあります。別のパソコンからでも、公開中のファイルを手元に取り込んで続きの作業ができます
- 確認してから本番にする: 直した版を確認用のリンクでお客さんに見てもらい、OK が出てから本番にできます。確認中も、公開中のサイトは変わりません
- 履歴と戻す: いつ何を変えたかが 1 本の履歴で見られ、前の状態に戻せます。お知らせや記事の内容も、前の版に戻せます
- お知らせはお客さんが自分で: お知らせやブログを管理画面で増やせる形に作っておけば、お客さんを共同編集者として招待して、自分で更新してもらえます。招待は Pro プランの機能です。お客さんが記事を直せるかは、制作者の設定で決められます。招待したお客さんには共同編集者向けのガイドを渡せます
- チャットからも更新できる: 制作者は、claude.ai や ChatGPT のチャットからも、サイトの中身を読み書きできます(ChatGPT からつなぐには、ChatGPT の有料プランが要ります)。つなぎ方は claude.ai や ChatGPT からサイトを更新するにまとめています
- 報告の材料がそろう: 直近の閲覧数・訪問者数・よく見られたページと、届いた問い合わせを AI に聞けば、月に一度の報告の材料になります
知っておくこと
- 公開は有料プラン(Personal 以上)の機能です。Personal で同時に公開できるのは 1 サイトです。複数のお客さんのサイトを預かる制作者向けには、公開した日数に応じた料金の Pro プランがあります(別に初期費用があります)。料金は料金のご案内をご覧ください
- サイトをお客さんのアカウントへ移すか、制作者のアカウントで預かるかの考え方は、Claude で作ったサイトを納品するまでのガイドにまとめています
頼み方の例:
- 「引き継ぎ書を読んでから、トップページの営業時間を月曜休みに直して。お客さんに確認してもらうリンクをください」
- 「先週の公開の前の状態に戻して」
- 「先月の訪問数と問い合わせの件数をまとめて、お客さんへの報告文にして」
はじめるには
無料登録から最初のサイトの公開までは、42ws のはじめかたで案内しています。クレジットカードの登録なしで、制作と確認用のリンクまで試せます。
困ったとき
- 42ws を使っていて気づいたこと・不具合は、AI アシスタントに「フィードバックを送って」と伝えると、運営に直接届きます
- そのほかのお問い合わせは info@42ws.com までご連絡ください